各種報道もなされているところですが、私が担当しているSNSのなりすましに対する発信者情報開示請求訴訟において、大阪地裁が「アイデンティティ権」という新たな概念に言及する判決を下しました(大阪地方裁判所平成28年2月8日判決。 なお報道では「アイデンティティー権」と延ばして発音されていますが判決では
ご自身,ご家族の「妊娠・出産」をきっかけにキャリアにおける選択を迫られる方も多いのではないでしょうか。産休や育休を取得後に職場復帰するのか,現在の職場を退職するのか。さらに,育休取得後に復職した場合には育児と仕事との両立に,妊娠・出産を契機に退職した場合にはどのタイミングでどのように再就職を勝
突然の事態に備えて知っておきたい「相続」問題 相続というと,俗に「争続」と言われるような遺産争いを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。そんな「相続したい」遺産がある一方で,「知らないうちに,思いがけない人の」相続人になっているというケースも頻繁にあります。 今回は,突然の自分が通知で
増え続けるSNS上での私生活情報の公開 SNS上の投稿に関するトラブルは,テレビやインターネット上のニュースなどでも良く話題になり,安易な投稿の危険性についてしばしば情報発信がなされています。しかしながら,最近でもSNS上に自身の犯罪行動を公開したり,また子どもへの悪ふざけを投稿した 結果刑事事
ソーシャルリスク・モニタリングツール「e-mining(イーマイニング)」を企業に提供する株式会社ホットリンク様と弊所の共催にて、セミナーを開催いたします。 ソーシャルメディアの拡大とスマートフォンの普及により,深刻な問 […]
『「ブラック企業」と呼ばせない!労務管理・風評対策Q&A』 中澤 佑一 編著 中央経済社[/col2] インターネットの転職サイトに「ブラック企業」などと投稿され、採用活動に支障が出てしまうといった相談を当事務所ではこ […]
「Law & Technology」第66号(民事法研究会 2015年12月)に『近時のインターネットをめぐる法律問題』というテーマで、近年のインターネット裁判実務の進歩についてコラムを寄稿いたしました。 編集部 […]
EU司法裁判所判決や東京地裁がGoogleに検索結果の削除を命じた決定と関係し大きく報道された『忘れられる権利』について、昨年末に共同通信社より取材がありコメントが各地の新聞に掲載されました。 忘れられる権利とは、「個人が、個人情報などを収集した企業等にその消去を求めることができる権利」とさ
平成26年10月9日に東京地方裁判所が、Googleに対して検索結果の削除を命じる仮処分決定を発令しました。海外メディアでも取り上げられるほどの大きなニュースとなっています。【参考⇒】仮処分を担当された神田知宏弁護士自身による解説個々のウェブサイトではなく、検索結果自体の削除を裁判所が命じたのは
東京地裁平成26年10月9日決定が、EU判決の示唆を受けつつ従来の議論を乗り越え、検索エンジン運営者も削除義務を負うサイト管理者には変わらないという当然の理屈に到達したことを前回の記事で解説しました。 しかし、今回の決定 […]